講演・分科会の主な内容

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講 演
「発達障害の理解と支援」和歌山大学 米澤好史氏
 
発達障害と愛着障害 現場で正しく子どもを理解して、子どもに合った支援をする。「愛情の器」モデルに基づく愛着修復プログラム 愛着障害・愛着の問題を抱える子どもをどう理解し、どう支援するかを考えます。…

構音障がい分科会(和歌山県)
「自信をもって話せるように」 和歌山県御坊市立御坊小学校 宮崎 節子先生

和歌山県中部に位置し1市6町を担当していることばの教室である。構音の誤りに気づいていても指導開始が遅れるケースがある。側音化構音は修正が難しく就学後に本格的に指導を開始しても改善に時間がかかることが多い。2つの事例を報告します。…

聴覚障がい分科会 (大阪 奈良)

「きこえにくい子どもたちの言語力を高める取り組み」 大阪市立北中道小学校難聴学級 足立 貢先生
 実態把握・言語力を高める取り組み・学習言語を身に着けるために・学習課題・自己認識を深める等を報告します。

 「自己認識を高めるなかま集会と本校の情報保障の取組みについて」
           奈良市立椿井小学校きこえの教室 田中 音栄先生  尾 公美先生
 
きこえにくい子どもたち自身が普段困っていることについて出し合う話し合い活動を行った。その際「難聴理解かるた」を活用して自分の経験を振り返る機会とした。一人一人きこえ方が違うことから生活上、学習上での困り感も異なり働きかけも異なることを知ります。

 吃音分科会 (京都)
吃音交流会「なかよしになろう会」京都市立開晴小中学校ことばときこえの教室 千賀 有紀先生
              京都市立朱雀第七小学校ことばときこえの教室 脇田 幸子先生
 
 京都市には165校の小学校があり、きこえとことばの教室は28校設置されています。吃音のある児童は約100名通級していますここ数年、異なる教室に通う吃音のある児童同士の出会いとつながりを作るために「なかよしになろう会」を行ってきました。今年は開催が危ぶまれましたが、ZOOMを使ってオンライン形式で実施しました。

 発達障害1(滋賀県)
 「湖南市読み書きチェック」から見えてきたこと 〜通級での自己理解〜 
               滋賀県湖南市立三雲小学校通級指導教室 伊地知 実紀先生 
                        湖南市ことばの教室 喜多 昌子先生
2006年から「湖南市読み書きチェック」の取組みを始めて16年目になる。本提案では、16年間の取組みから見えてきたことについて述べます。

「安心できる幼・小・中の接続を目指して」滋賀県栗東市 通級指導教室・幼児ことばの教室 纐友里子先生

環境の変化に柔軟に対応することが難しかったり、学びにくさやコミュニケーションの取りにくさを感じたりする子が少なくない、そこで、栗東市に設置されている、幼児ことばの教室、小学校通級教室(4教室)、中学校通級指導教室(1教室)が連携し、安心できる滑らかな接続を目指し取り組んでいます。


 発達障害2(兵庫)
 「読み書きの困難さに関する取り組みについて」 神戸市立枝吉小学校 きこえとことばの教室

神戸市の拠点通級指導教室は、幼稚園、小学校、中学校という異年齢集団を担うメンバーで構成されています。幼・小・中の担当者が子どものライフスパンを見据えて支援していくように心がけているところが神戸の良さだと思っています。最近は言語・難聴だけでなく読み書きの相談も増えてきました。